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「頭の中がごちゃごちゃしていて記憶の整理がつかないんです。」

ときどきそのように話す生徒さんがいらっしゃいます。

これは、合格に一歩近づいた方です。ここで「もうだめだあ!」とあきらめる人がいるようですが、絶対にあきらめてはいけません。「頭の中の整理がつかない=合格への道のり」なのですから。

あとは記憶の整理に時間をかけてください。整理が完成したとき、必ず目の前が開けます。

 

よく考えてみてください。

 

例えば、「部屋がごちゃごちゃしていて整理できない」という人がいます。この人は、たくさんものを持っているから部屋がごちゃごちゃになるんですよね。何も持っていない人が、部屋をぐちゃぐちゃにするのは不可能です。

 

つまり、頭の中がごちゃごちゃになるのは、学習の成果が表れてきた兆し以外の何物でもありません。

「たくさんのことを覚えた」→「頭の中がごちゃごちゃになった」の流れは、当然の流れなのです。

 

後は整理するだけ。

では、頭の中を整理するにはどうしたらいいか。

まずは問題をたくさんやることです。インプットしたことをアウトプットすることで、頭の中の整理がつきます。部屋の例で言うと、いつも使っているものは、部屋がごちゃごちゃしていても、どこに置いてあるかわかっていますよね。これと同じです。

 

また、横断学習も効果がありますね。

「横断」というのは、科目を超えて横で学習するということ。例えば「遺族」というキーワードで、科目を超えて横向きに学習する方法です。これを部屋の例で言うと、「箸は棚の三番目の引き出し」、「茶碗は二番目の引き出し」としておけば、ごちゃごちゃになってもすぐに取り出せますよね。これと同じです。

 

ということで、頭の中がごちゃごちゃになったから受験を断念するという人、それは間違えていますよ。合格する人は、みんな頭の中がごちゃごちゃの段階を経験していますから。

 

さて、ボクもそろそろ部屋をかたずけよう。汚すぎる……。