令和2年度の社労士試験の選択式の問題を見てみました。
当然私ひとりでやってみた感想なので、得手不得手があります。あくまでも個人的な感想です。
労働基準法・労働安全衛生法:AとDは簡単でした。他は何とか一つはとれると思います。特にBとCは判例からの出題ですが、Bについてはなんとなくいけそうな気がします。3問キープはできそうですね。
労働者災害補償保険法:これは比較的簡単ではないでしょうか。多分全問正解の人も少なくないと思います。
雇用保険法:これも基本的な問題です。合格する人が落とす問題ではないと思います。
労働に関する一般常識:ひえーっ! これは大変だ。いつも中身のデータばかりを気にしていたので、その調査の名前まで回らなかった人も多いのでは。個人的には、難問のように思います。
社会保険に関する一般常識:BとEは簡単な気がします。あとは他の選択式から何問正解が得られるかです。
健康保険法:個人的にはAとBとCは簡単です。特に高額療養費の計算は、私の講座では徹底的にやりますので、できた人が多かったのでは?
高額療養費算定基準額は「80,100+(700,000-267,000)×0.01」ですから「80,100+433,000×0.01=84,430」。高額療養費は「210,000-84,430=125,570」が答えです。
厚生年金保険法:これは全問簡単ですね。
国民年金法:これも全問簡単です。
ということで、個人的な見解としては、「労働基準法」と「労働に関する一般常識」、「社会保険に関する一般常識」が難しかったです。
ということは、選択式の問題で救済の可能性があるのは、この3科目かなあ……。