数日前に梅雨入り宣言があったばかりの6月9日、池袋のメダリストクラブの教室で第3回社労士講座が開講されました。
当日は、晴れ。
受講生の皆様の真剣な表情は、いつもどおりでした。
今回は、一般常識。
多くの受験生が苦手とする科目です。
まずは「労働に関する一般常識(法律編)」から授業は始まりました。
今年度の一般常識の労働関連法の出題傾向を探ってみましょう。
まず確実に出題されるのは労働契約法。
平成20年に制定されてから、出題されていない年はありませんし、
今年(平成30年)は、平成25年4月1日の法改正により規定された無期転換の申込みがはじまる年でもあります。
ということは絶対に出題されないわけがありません。
二番目に出題の可能性が高いのは労働組合法。労働組合法は、過去10年で7回も出題されている、高打率バッターです。そして、最低賃金法は5割バッター。
とりあえず、労働経済で落としてもいいよう労働法関連は完璧にしておいた方が無難です。
次は「社会保険に関する一般常識(社会保険法編)」でした。
国民健康保険法、高齢者医療確保法、介護保険法、社会保険労務士法……、いずれも軽視できない科目が続きます。
労働法と異なり、社会保険法は、どの科目も満遍なく出題されています。
当然ですが、一般常識の法律は完璧にしておくべきです。
そして最後に「一般常識(労働経済編)」でした。
厚生労働白書、役所の統計……、いろいろあり過ぎるうえ、範囲も広く、というか、範囲などなく、どのように学習してよいものか、わからないところだと思います。
メダリストクラブ社労士講座の受講生の方々も、「労働法⇒社会保険法⇒白書関連」と、徐々に自信を無くされていくようでした。
とりあえず白書等の統計は、目を通しておいて、仮に覚えていたものが出題されたら、「ラッキー!」程度でよいのではないでしょうか。
そこにたくさんの時間を費やすよりも、一般常識の法律関連に時間をかけ、ここで満点をとる方が容易な気がします。
いずれにせよ、受講生の皆様、お疲れさまでした。試験まで、もう少し、ペースを上げていきましょう!