社労士試験を受けようという人の多くは社会人ですから、仕事と学習を両立させなければなりません。これって結構大変です。
当たり前ですが、就業時間は額に汗して働かなければなりません。
その上、残業や休日出勤がある。出張がある。夜のお付き合いがある。
まさか、就業時間中に社労士のテキストを開いて勉強をはじめる、なんてことができるわけもありません。
そんななか、少しでも時間を作って社労士の学習をしなければならない。
社労士試験に落ちたときに、「仕事が忙しくて勉強時間ができなかった」なんて言い訳、したくないですからね。
ということで、仕事と学習を両立させながら社労士試験に合格するためには、どのように時間を作ればいいのでしょうか。
まずは、通勤時間のようなちょっとした穴あき時間。これを有効に使わない手はありません。
ボクの場合、電車に乗っているときは、いつも赤いシートで赤い字を隠す穴埋め式の問題集をやっていました。それこそ答えを覚えてしまうくらい何度も何度も。周りにたくさんの乗客が乗っている車内では、最も有効な学習方法だと思います。おかげで条文を暗記してしまうくらい、それに書かれていたことを覚えてしまいました。
次に、とにかく学習する時間と場所をキープすることです。
仕事をしていると、学習ペースを作ることがすごく難しいですよね。だけど、学習する時間と場所をキープすることで、これが日課になってしまいます。
ボクの場合、図書館で学習していましたが、今は会社が林立する都市部に自習室のような施設があったりしますので、会社帰りに静かな場所で社労士の学習をしてから帰る、なんてこともできるわけです。
「ちょっと一杯やってから帰る」ではなく、「ちょっと50ページほどやってから帰る」ってわけですね。
あとは家族や同僚に迷惑をかけることは必至ですから、家族や同僚の理解を得ておくことも大事です。
例えば、毎週火曜日に資格の学校に通うにあたって、家族や同僚の理解があれば、心置きなく学校に行けます。「○○さん。今日は社労士の日ですよね。残業はいいですから帰ってください」とか、「あなた、今日は社労士の日よね。がんばって勉強してきてね。ちゅっ」とか……。
恥ずかしいからと、こそこそ学校に通っていると、「あいつは火曜日に何をしてるんだ? まさかよからぬことを」とか、奥さんに「まさか浮気?」とか、勘違いされてしまうかもしれません。
こんなことにならないために、社労士試験を受けるから協力してほしい旨を、関係各位にアナウンスしておきましょう。