社労士試験の中で、最も念入りに学習しておきたいのは「法改正」の部分です。
なぜ、法改正部分が重要なのか?
想像してみてください。
例えば、もしあなたが社労士試験の作成委員に10年携わっていたとします。
10年ですよ、10年。夫婦でも10年くらい経てば、マンネリ化していますね。お互いにいるのかいないのかわからない存在になっています。よく言うと空気みたい。悪く言うと、パートナーが透明人間にしか感じられない……。休日に、朝から晩まで、一日中、顔を突き合わせていたのに、夜になって、
「あら、いたの?」
そんな感じです。(ボクの家庭事情を話してもしょうがないですね)
社労士試験の作問をする人も同じではないでしょうか。
毎年、決まった範囲から問題を作成しなければなりません。確かに社労士試験の範囲は試験を受ける側にとってみれば膨大かもしれませんが、作問する側にとってみればそうでもない。
「ああ、この問題は去年出題したな」
「あらら、これは2年前……」
「たまには違った論点の問題を出題してみたいよ……」
となると、いやでも法改正部分に目が行きます。
実際、そういう理由かどうかは、ボクの推測でしかありませんが、法改正部分が出題されやすい傾向があるのは確かです。
特に、今年は、安衛法の「ストレスチェック」の義務化、年金一元化による厚生年金法の改正、労働者派遣法の改正と、改正、改正、改正……。法改正の嵐です。
ですから、余計に法改正部分に目を光らせなければなりません。
「法改正部分は満点を取る」
それくらいの意気込みで社労士の学習に励みましょう。