社労士試験の学習は、どちらかというと文系の科目です。
数字が多いのは確かですが、この数字についても歴史の年号を覚えるように無機質な気持ちで、心を無にして、覚えなければなりません。
まあ、とにかく暗記の多い学習です。
ボクは典型的な文系です。
暗記は苦手じゃない。「ふうふむつまじササン朝」「虫まで殺したネロ大帝」
いまだに大学受験の時に覚えた年号がスラスラ出てきます。
しかし、社労士試験に勝利するためには一気に覚えていかなければなりません。とすると、一つの大きな壁にぶつかります。『頭の中がぐちゃぐちゃ』になってしまいます。
さっきの例で行くと「虫まで殺したササン朝」「ふうふむつまじネロ大帝」になってしまうっていうことです。
とにかく、自分が覚えたことが、どこに繋がっているのかよくわからない。
「遺族」の定義っていったって、法律によってまちまちです。例えば、労働者災害補償保険法の遺族補償年金には、受給権者が失権した後、次順位者に受給権が移る「転給」という制度がありますが、下手をすると遺族厚生年金にも「転給」があったような気がしてくる。
「あれれ、この法律の遺族には「兄弟姉妹」は入っていたかな?」
「遺族厚生年金の兄弟姉妹は、生計維持要件だけでいいんだっけ? 生計同一要件が必要なんだっけ?」
まあ、とにかく頭の中はぐちゃぐちゃです。
これを整理するのに、横断学習が最適です。
横断学習とは、法律ごとに学習するのではなく、例えば「遺族」とか「時効」とか、法律ごとによく出てくるうワードをキーにして横に展開して学習することです。
横断学習をすることによって頭の中の整理がつきますし、何よりも、効率的に学習することができます。
(社労士試験は、ばらばらに覚えることが非効率的な部分がたくさんあります)
ある程度、頭に叩き込んだら、覚えたことを横に展開してみましょう。
もやもやしていたモノが、スッキリするかもしれません。