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今回は、お勧めの教材っていうと大袈裟だけど、ボクが使いやすいなって思っている「テキスト」と「問題集」がどのようなものかについて書きたいと思います。

 

まずはテキストから。テキストについては、どこの出版社のものも、内容はそう変わらないと思います。だったら、書店でテキストを広げてみたときに、しっくりくるもの、言い換えれば、何のよどみもなく読んでいけるものを選べばいいのではないでしょうか。ボクの場合、まっすぐ下に読み進められるテキストが好みです。苦手なのは、例えば、読んでいる最中に「※注1」みたいなのがあって、そのページの欄外に、その事項についての解説が書かれているタイプ。小説を読むように読み進めたいのに、いちいち止まって欄外に目を向けなければなりません。今まで読んでいた内容が頭の中で寸断されて、ボクにはどうも馴染みません。

 

 

次に問題集ですが、ご存知の通り、問題集には「択一形式」のものと「選択形式」のものがあります。
まずは択一式の問題集から。択一式の問題集には「過去問系」と「オリジナル系」があり、さらに「○×式」と「5択式」があります。この中で、ボクが好きなのは、「過去問系」の「○×式」。

 

なぜ「過去問系」が好きかというと、「過去問系」の問題集は、その問題をこなしていくうちに出題の傾向をつかむことができるからです。例えば、「労基法のこの部分、過去に何度も論点になってるぞ」とか、「厚生年金法のこの部分、言い回しを少し変えているだけで、結局は同じ問題じゃん」とか、そんなことがつかめます。出題傾向をつかむことは、試験を受ける上でとても重要なことです。次に「○×式」が好きな理由ですが、例えば、「5択式」の誤っている選択肢を答える問題を解くとき、絶対に誤っている選択肢を見つけてしまったら、他の選択肢についてはじっくり考察しませんよね。たまたま5つの選択肢なかに自信を持って答えられる選択肢があっただけで、違う組合せだったらできないかもしれません。一方、「○×式」は、1つ1つの設問ごとに○か×かを解答していくわけですから、当然、それぞれの設問をじっくり読むことになります。だから、ボクは「○×式」のほうが自分の身になる気がして好きなんです。

 

 

そして、選択式の問題集。ボクは選択式の問題集については、電車等の移動のときに目を通そうと思っていたので、なるべく持ち運びができるコンパクトなものを使っていました。また、選択式に慣れるためにたくさん問題が掲載されているもの、答え合わせが面倒でないよう解答が隣のページに書かれてあるものがボクの好みでした。

 

まあ、好きな教材については人それぞれです。書店に足を運び、自分に合う教材を見つけてください。――あ、ただし、あれもこれもにならないように。気に入った教材を見つけて、これに何度も取り組んだ方が絶対にいいと思います。
ときどきその教材を買っただけで、やった気になる人がいます。買っただけではお金の無駄になるだけです。

 

 

 

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