社労士試験に挑戦するにあたって、独学という学習スタイルが向いている人といない人がいます。社労士試験は、年に1回きりです。年に1回しかチャンスのない社労士試験で後悔しないよう、学習方法については最善の策をとるべきです。自分にはどのような学習方法が向いているのか、よく見極めなくてはなりません。
まず、独学に向いているのは2回目以後の受験の人。言い換えれば、過去に1度、猛勉強(本当は「勉強」っていう言葉より「学習」っていう言葉のほうが好きなのですが、「猛学習」って言葉がないので、敢えて「猛勉強」って書きます)をした経験のある人。
こういう方は、1度しっかり基礎を作り上げていますからね。2回目以後は、独学で、法改正部分や苦手部分を克服していけば合格を勝ち取ることができるかもしれません。
逆に、初めての社労士試験を受験する方が独学の道を選ぶのは、厳しいのではないでしょうか。まず、何を、いつ、どこで、どうやって、どのように学習していけばいいのかわかりません。身の回りにペースを作ってくれる人でもいれば別ですが、初めての受験です。「今の学習方法で間違っていないかな?」、「テキストのこの部分、何を言いたいのかさっぱりわからない?」、「そもそもこのテキストでいいの?」と、頭に「?」が出続けたまま、誰にも相談できずに終わってしまうこともあり得ます。
次に、確固たる意志を持ち続けられる人は独学に向いていると思います。結局、受験は、自分との闘いです。独学の場合は尚更です。だって、誰も助けてくれないのですから、学習期間中は、孤独そのものですよね。よほど強い意志を持っていないと、途中で挫折してしまいます。目標を定め、そこに向かって邁進する強い意志を持っている人は、途中で挫折することもありません。
最後に、学生時代に自分の学習スタイルを確立していた人も独学に向いているかもしれません。このような方は、目標達成までに何をどのようにすればいいか想像できますからね。あとは自分のやり方を信じて学習あるのみです。