社労士試験の受験料は15,000円。
15,000円払ったら、安い居酒屋なら5~6回のみに行けますから、決して安くない金額ですよね。当然真剣にならざるを得ません。
そして、実は、ボクも合格して知ったのですが、
社労士試験に合格した後も、あまり安くはない費用が必要となります。
では、具体的にいくら必要かを見てみましょう。
まずは社労士試験に合格したからと言って、2年以上の実務経験のない人(ボクもそうでしたが)は、すぐに登録することはできません。
事務指定講習というのが必要となります。
事務指定講習というのは、ボクの頃は、6カ月程度の通信教育と4日間の就業研修でした。
これが77,000円。
全国社会保険労務士会連合会に加入するに当たって登録手数料と登録免許税が必要となります。これは入会するときだけに係る費用。
これが登録手数料30,000円、登録免許税30,000円の計60,000円。
そして、社労士会への入会金50,000円と年会費96,000円(神奈川県の場合(慶弔費と政治連盟含む))。
この96,000円に関しては、毎年必要となる会費です。
とすると、1年目に係る費用の合計は283,000円。(開業の場合)
勤務の場合は、入会金が30,000円程度。年会費が50,000円程度になりますから、それでも200,000円程度は必要となります。
安くはない額ですよね。
つまり、社労士試験に合格して登録してみたけど、年会費を取られて大赤字ってこともあり得るわけです。
そういえば、ふと思い出しました。
社労士を開業するかどうか、なかなか勇気が出なくって、ボクが登録をためらって、社労士会の前をうろうろしていると、中からおばちゃんが出てきて、
「何をしてるんですか?」
ボクが事情を話すと「そんなことにためらってないで腹くくれ」って、カツを入れられました。
いやあ、情けない思い出です。
社労士会のおばちゃん、あのときはありがとうございました。