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先日、今年の社労士試験で残念ながら不合格だった方から、「社労士試験を受験するとき、どのような方法で学習しましたか」という質問を受けました。とりあえず、個別に返信はしたのですが、皆さんのお役に立てればということで、私の社労士試験を受験するにあたっての学習法をお話ししたいと思います。

 

まず、ボクは人事も総務もやったことがない、レベル0の人間でした。

ですから、過去の受験経験のある方については、①の部分は飛ばして構わないと思います。

 

①まずはテキストは通しで3回から5回ほど読みました。これは大まかな仕組みを覚えるためです。例えば、雇用保険にはどのような給付があるのか? 労災には? 健康保険には? そのような骨組みとなる知識を、ぼんやりと植え付けました。

 

②次に問題集を買ってきて、記憶の定着を図ることにしました。その方法は、次の通りです。

 

・労働基準法のテキストを読む → 問題集の労働基準法の部分をやる

・労働安全衛生法のテキストを読む → 問題集の労働安全衛生法の部分をやる

・労働者災害補償保険法のテキストを読む → 問題集の労働者災害補償保険法の部分をやる

・国民年金法のテキストを読む → 問題集の国民年金法の部分をやる

 

これを何回も何回も繰り返し行いました。

つまり、科目ごとにテキストと問題集を併用して学習することで、その内容を覚えていったのです。このとき、間違えた問題には「レ」をしておきました。「レ」が2つ、3つと重なっていく問題は、自分の弱点というわけです。その部分は、あとで徹底的に学習しました。

 

③整理をつけるために。テキストを通しで読んで問題集を一気にやる。

ひと通り頭に入ったのですが、ここで科目ごとの内容がごちゃごちゃになっていることに気が付きました。例えば、「遺族」どの法律が、どの定義だったか、それがあやふやになっていたのです。

そこで通しでテキストを読んで、通しで問題集をやるという方法を取りました。これによって頭の中が整理できたと思います。

 

とにかく大事なのは自分の弱点にいち早く気づくこと。問題集をやるとき、間違えた問題に「レ」を付けておくことがポイントになると思います。