社労士試験まで2カ月を切りました。
そろそろゴールが見えてきました。
長い長いマラソンももうすぐ終わりです。
「ああ、もうすぐ恐怖の試験日が来てしまう。もうムリだ。これじゃあ合格できるわけがない。今年は諦めるとして、来年に向けて頑張ろう。」
ときどきこうおっしゃる方がいます。
ゴールが見えているのに完走を諦めるマラソン選手がいますか?
せっかく40キロメートル走ったのに、残りの2,195メートルを諦めてしまうなんて勿体ないと思いませんか? せっかくです。諦めないでラストスパートを切ってみましょう。意外と余力が残っているかもしれません。
ということで、この時期、どのような学習をしたらよいでしょうか。
ボクが勧めるのは、まずはもう一度テキストを端から端まで読むことです。もう一度と言わず、二度、三度……。
意外と見落としていることがあるものです。読んでいるつもりで、読み飛ばしていたところが必ず見つかります。その部分を書き抜いておいたり、付箋を貼ったりして覚えてしまいましょう。
また、すでに問題集を3回は繰り返しているはずですよね。
当然間違えた問題に、しっかりチェックを入れているはずです。本番で同じ類の問題に足元をすくわれないよう、間違えた問題を徹底的に見直して、弱点を克服しておきましょう。
また、ごちゃごちゃになっている頭の中の整理も、そろそろ終えておきたいところです。
横断学習の資料や問題集を使って、整理しましょう。
最近(昨年、一昨年)の問題を本気で解いておくことも重要です。
社労士試験の問題の傾向がわかりますし、時間配分等の予定を立てることもできます。自分の弱点もつかめます。
高校入試や大学入試で、前の年の問題をやってみないで受験する人はいませんよね。それと同じ理論です。
とにかく、自分の知識から抜けているところ、自分の弱いところを、この時期に克服しておきたいところです。
また、これから1か月を切ると、短期の「短」計画に突入していきます。短期の「短」計画のときには、もっと詰め込み的なことをやりたくなります。短期の「短」計画、一歩手前の短期の「中」計画のときには、詰め込みではなく、克服・理解の部分を大事にしておきましょう。