11solilquy
 

 

 

 

先日、野球の試合がありました。

野球はボクの子供の頃からの趣味のひとつ。野球のおかげでたくさんの方々と知り合いになりました。

そして、宴会も趣味のひとつです。

ということは、野球の試合のあとの宴会は格別ということになります。

 

今回は、社労士冥利に尽きる、そこでのできごとをお話しします。

 

「まったく、63歳になったら年金貰えると思ってたのに、なに、在職なんちゃらってヤツのおかげで1円ももらえなかった」

 

突然、うちのチームの監督がボクを見て怒り出しました。

(年金関係の愚痴を社労士に言う。決して、現在の年金制度を作っているのは社労士ではないのに、意外とこれはあるあるです。)

 

「ああ、65歳台前半の罪障老齢年金ですね。しょうがないですよ。ほら、〇〇さんは社長なんだから、それだけお金をもらっているという証じゃないですか」

 

ボクが答えました。だけど、〇〇サンは不満顔です。

 

「だけど保険料をずっと支払って来たのに、納得いかねえだろ。だけど、なんだ、65歳になったら、年金変わるんだってな。オレももらえるようになるのか?」

 

「もらえますよ。老齢基礎年金は全額支給されるでしょうし、老齢厚生年金も1年間に受け取った報酬と年金月額の合計額から46万円引いた額の半分の額が支給停止されるだけになりますよ」

 

これを聞いた〇〇さんの目は一気に輝きました。

 

「どういうこと?」

 

「たとえば、老齢厚生年金の額が10万円で報酬月額が50万円だったら、10万円+50万円-46万円=14万円。14万円の半分の7万円が支給停止になって、10万円-7万円=3万円は貰える計算になります」

もうこれを聞いた〇〇さんは感動です。ボクに握手を求めてきて、

「よくやった!」

 

いやいや、ボクは何もしていないんですけどね、飲み代おごってもらっちゃいました。

それにしてもこういうときって、社労士冥利に尽きますね。

 

 

 

 

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