先日、野球の試合がありました。
野球はボクの子供の頃からの趣味のひとつ。野球のおかげでたくさんの方々と知り合いになりました。
そして、宴会も趣味のひとつです。
ということは、野球の試合のあとの宴会は格別ということになります。
今回は、社労士冥利に尽きる、そこでのできごとをお話しします。
「まったく、63歳になったら年金貰えると思ってたのに、なに、在職なんちゃらってヤツのおかげで1円ももらえなかった」
突然、うちのチームの監督がボクを見て怒り出しました。
(年金関係の愚痴を社労士に言う。決して、現在の年金制度を作っているのは社労士ではないのに、意外とこれはあるあるです。)
「ああ、65歳台前半の罪障老齢年金ですね。しょうがないですよ。ほら、〇〇さんは社長なんだから、それだけお金をもらっているという証じゃないですか」
ボクが答えました。だけど、〇〇サンは不満顔です。
「だけど保険料をずっと支払って来たのに、納得いかねえだろ。だけど、なんだ、65歳になったら、年金変わるんだってな。オレももらえるようになるのか?」
「もらえますよ。老齢基礎年金は全額支給されるでしょうし、老齢厚生年金も1年間に受け取った報酬と年金月額の合計額から46万円引いた額の半分の額が支給停止されるだけになりますよ」
これを聞いた〇〇さんの目は一気に輝きました。
「どういうこと?」
「たとえば、老齢厚生年金の額が10万円で報酬月額が50万円だったら、10万円+50万円-46万円=14万円。14万円の半分の7万円が支給停止になって、10万円-7万円=3万円は貰える計算になります」
もうこれを聞いた〇〇さんは感動です。ボクに握手を求めてきて、
「よくやった!」
いやいや、ボクは何もしていないんですけどね、飲み代おごってもらっちゃいました。
それにしてもこういうときって、社労士冥利に尽きますね。