社労士試験を受けようとする人に、よく聞かれることがあります。
「わたし、社労士の経験がないのですが大丈夫ですか?」
……。
もちろん、大丈夫です。
なぜなら誰も社労士の経験はありませんから。社労士の経験がある人は、すでに社労士のはずですから、社労士の試験を受けませんから。
なんかややこしいことを書いてしまいましたが、何を言いたいかというと、心配ご無用。
かくいうボクも、経理、企画、広報、いろいろな管理部門を経験しましたが、人事部・総務部の経験は皆無でした。
一般的に社労士の業務に一番近い会社の部署は、人事部か総務部です。労務管理をするのが社労士ですから、今思えば当然なのですが、試験を受けようと決意したときのボクは、そんなことすら知りませんでした。
社労士って何をするんだろう……。
「社労士とは」みたいな本を買ってきて、「へー、こんなことをするんだ」って、受験を決意してから知ったくらいです。
ですから自分の経験を心配する必要はありません。むしろ、今までの経験を社労士の業務の中に生かしていけばいいわけです。
例えば、営業の経験をお持ちの方であれば、営業の力を社労士の業務に生かすことができますし、経理の経験をお持ちの方であればその力を生かすことができる。
そう思います。
あとは合格して、自分で仕事をはじめてからいろいろと覚えていけばいいわけです。社労士試験のときと違って、お客様にお金をいただきながら勉強できるのですから、責任を伴う勉強とも言えますよね。
とにかく漠然と社労士に興味を持っている方。ぜひ来年度の試験を受けてみてください。