社労士試験の学習が、かなり進んでいる方は、そろそろ頭の中がごちゃごちゃしてきている時期ではないでしょうか。
実はボクもひどかった。
労働者災害補償保険の遺族補償年金の転給の制度が、遺族厚生年金にもあるような気がしてきたり、国民年金法と厚生年金保険法の給付をごちゃごちゃにしてしまったり。
このときあきらめる人が多いようです。
確かにボクも、「ああ、こんな記憶の状態じゃあ合格できるわけがない。いっそのこと、受験を断念してしまおうか」なんて考えが、頭をよぎりました。
だけど、これって、たぶん、よほどの点差じゃない限り、社労士試験の学習をしている誰しもが通過することだと思います。
例えば、洋服を考えてみましょう。3着くらいしか洋服を持っていない人のクローゼットがごちゃごちゃになるはずがありませんよね。洋服をたくさん持っているからこそ、クローゼットがごちゃごちゃになるのです。
とすれば、たくさんのことを覚えたからごちゃごちゃしているのであって、これは社労士試験の学習をしている方にとって悪いことではないのです。
では、何がいけないか?
簡単です。整理していないのがいけないのです。
自分が覚えたことを整理するのに一番いい方法は、横断で覚えていくことです。
横断というのは、科目の枠を取っ払って横向きに覚えてしまうこと。
例えば、「時効」というワードから、労働基準法、労働者災害補償保険法、雇用保険法……、科目の枠を取っ払って横向きに覚える。
これって頭の整理にすごく役立ちます。
いま、頭の中がごちゃごちゃしている受験生。あとは整理するだけです。
横断学習に取り組んでみてください。