意外と知らないで使っている言葉ってあると思います。
労務管理の言葉にも結構あると思います。
今回は、先日クライアントに訊かれて、
「あれ、どうだったっけ?」
と思ったことについて、書いてみたいと思います。
「先生、日給月給制ってなんですか?」
その日、ボクはそう訊かれて、「うっ」と詰まってしまいました。
実は、この2日ほど前、たまたまこのワードについて調べてはいたのですが、
「日給月給制」と「月給日給制」について、どちらがどうだったか、うろおぼえでした。
では、今回は、これについて書いてみましょう。
日給制:出勤した日だけ給与が支給される。たとえば、25日出勤したら25日分の給与が、20日出勤したら20日分の給与が支給される。
日給月給制:月給が決まっていて、欠勤した日の給与が減額されて支給される。月単位で支払われる手当も減額対象に含まれる。たとえば、月給30万円の場合、その月に休んだ日がなければ30万円、1日休むごとに、1日当たりの給与と1日当たりの手当が減額して支給される。
月給日給制:月給が決まっていて、欠勤した日の給与が減額して支給されるが、月単位で支払われる手当については減額されない。
完全月給制:月給が決まっていて、欠勤しても減額されることはない。
いかがですか? ご存知でしたか?
結構「月給日給制」とか「日給月給制」とかいう言葉を耳にしますが、詳細については知らなかった人が多かったのではないでしょうか。
社労士になっても、日々学習です。