わたくしごとで恐縮ですが、今年の4月から息子が独立しました。
うちには子供が一人しかいないし、家を出て一人住まいを始めたので、
夫婦二人に戻ってしまいました。
子どもができて、広めのマンションを買ったのですが、
いなくなったら広すぎるので、狭い賃貸のほうがいいかななんて思いはじめています。
まあ、人生の晩年が来ているなって肌で感じています。
なんて、こんなしんみりすることを書くつもりはなくて、
実は、次のようなことを妻に訊かれました。
「うちの子、国民年金の学生の納付特例を受けていたけど、免除されていた保険料って払ったほうがいいの? うちの子は払うって言ってるんだけど、実際どっちが得なの?」
なるほど。そういうことって重要ですよね。
ボクは頭で計算して妻に伝えました。
いま現在、国民年金の保険料は16,590円。
これが2年間免除になったのだから、16,590円×24か月=398,160円。
この額が学生の納付特例で免除された額。
老齢基礎年金は改定率を無視すると、780,900円。
免除部分の保険料を支払わないと、
780,900円に「480分の456」を乗じた額になるから、
給付額は、年間約74万(実際は741,855円)。
つまり、免除された保険料を支払ったら、年間約40,000円、月々4,000円程度給付額が上がる計算になります。
ということで、ボクが計算した結果を妻がこれを息子に伝えたようですが、
息子はどうするのやら。
ちなみに、息子は「真面目なので、保険料を払うと思う」というのが妻の予想です。
いずれにせよ、社労士試験の、例えば、高額療養費や在職老齢年金のようなものは、実際に計算してみると覚えやすいと思います。