ボクは書類を書くことが好きではありません。
役所の書類や税務書類など、自分の書類を作ることも嫌いなのに、ほかの人の書類を作るなんてますます嫌です。
ボクの友人に行政書士の方がいるんですけど、いつも書類を書いて、役所に持って行って……、本当に尊敬してしまいます。
ボクなんか、いまだに「平成」って書いてしまい、「しまった!」なんてやってますからね。
令和になってもう何か月過ぎたと思ってるんだ!
そう言われても仕方がありません。
でも、そのくらい苦手なんですね。
だけど、社労士はできています。
不思議なものですね。人間って、そのほとんどが長所と短所を併せ持っています。長所しかない人や短所しかない人って、まずいないと言っていいでしょう。
確かに社会保険労務士法第2条の「業務」の条項には、次のように書かれています。
①労働及び社会保険に関する法令(以下「労働社会保険諸法令」という)に基づいて行政機関等に提出する申請書、届出書、報告書、審査請求書、再審査請求書その他の書類を作成すること
②上記申請書等について、その提出に関する手続きを代わってすること
③労働社会保険諸法令に基づく申請、届出、報告、審査請求、再審査請求その他の事項について、又は当該申請等に係る行政機関等の調査若しくは処分に関し当該行政機関等に対してする主張若しくは陳述について、代理すること
これを見ると、「ああ、書類のことばかりだな」って感じるかもしれません。しかし、社労士は書類を書くことだけが仕事ではありません。
労務管理について会社の相談に乗ったり、労務管理に関する記事を書いたり、講演をしたり……、できることは多岐にわたります。
ボクと同じように書類を書くのが苦手な方へ
大丈夫です。社労士には、自分の長所を生かせる場所が必ずあります。