前回は、社会保険労務士試験センターが発表している社労士試験のデータから、合格することも大変だけど、受験に辿り着くことも大変だというお話をさせていただきました。そして、そのためにはストイックに学習することが必要だということも……。
ここで受験に辿り着くために、ストイックに学習するために、もう一つ重要なことがあることを忘れてはなりません。
それは、家族と会社に社労士試験を受ける旨を話し、ある程度の協力をもらえる体制を作ることです。
社労士試験を受験し、合格を勝ち取るためには、とにかくストイックに学習するしかありません。そのためにはどうしても家族や会社の協力が必要になります。
社労士の学習をするということは、それだけいろいろな方々に迷惑をかけることになります。
ボクの場合、当時、会社は辞めてしまっていたのでしがらみはなかったのですが、息子がまだ1歳くらいだったので、カミさんには、無茶苦茶迷惑を掛けました。保育園の送り迎えや子育て、それらすべてをしばらくの間、カミさんに押し付けていたことを思い出します。（もちろんそのせいで、ものすごく機嫌が悪いこともありましたが……）
いま、社労士試験を受けようと思っている方、また、どうしようかと悩んでいる方、まずは奥様に、ご主人に、ご家族に相談をすることから始めてください。前向きなことをやろうとしているわけですから、きっと協力は得られます。
そして、協力が得られたら、会社の上司や同僚に相談してみてください。会社にとって、社労士の知識は必ず役に立ちます。ですから、多少嫌な顔はされても、きっと受け止めてもらえるはずです。そして、8月の第4週の試験日までは、雑音に惑わされることなく、まっすぐに突き進んでください。
学習に集中できる環境を作るのも、やるべきことの一つです。
怠らないようにしてください。
