社労士試験の試験日 は、毎年8月の第4週の日曜日です。
ですから、平成27年の社労士試験は
多分、多分ですが、8月23日になるのではないかと思います。
(詳細は社会保険労務士試験オフィシャルサイトで4月中旬に発表
されます。ご確認ください)
社会保険労務士試験オフィシャルサイト
http://www.sharosi-siken.or.jp/
とすると、どうしてもこの試験日を起点として学習プログラムを
組まなければならなくなる。
これは資格の学校だけの話ではなく、個人個人の受験者にとっても
同じです。
いまからあわてて必死に暗記に走ると途中で疲れてしまいますし、
まだまだ先のこととのんびりしていると間に合わなくなってしまいます。
もちろん初学者の場合と2度目以後のチャレンジャーの場合は
違いますが、どのようにすれば効率的に学習できるか
考えてみましょう。
まずは、
①社労士試験の出題科目の法律の内容を大まかに頭に入れる
事から始めます。どの法律にどのような制度があるのかを大まかに
頭に入れます。このためには少なくとも3回はテキストを読むことが
必要となるでしょう。
次に、
②それぞれの制度のポイント部分(各テキストには重要度
が記されていると思いますが、重要度の高い部分を中心に、細かい内容
を覚えていきます。やり方としては、例えば「労働基準法」のところを2度、
3度読む。⇒「労働基準法」の部分だけ過去問をやる。次に、「労働
安全衛生法」を読んで、「労働安全衛生法」の部分だけ過去問をやる。
「労働者災害補償保険法」、「雇用保険法」……、とこれを繰り返します。
こうするとそれぞれの科目の内容が見えてきます。
ところが、この後、問題が起こります。
各科目の内容が、頭の中でぐしゃぐしゃになるのです。
社労士試験はこの頭の中の整理に一番時間がかかります。
ですから、次に頭の引き出しの整理に入ります。
③再び通しでテキストを読んで、今度は通しで過去問を解きます。
これを繰り返します。
そうすると、何度も同じ問題を間違えることに気がつきます。
つまり、自分の整理がついていないところが見えてきますから、
この部分について横断学習をするのです。
④「罰則」だとか「時効」だとか「社会保険の沿革」だとか、
そういうこまごました部分は社労士試験の3日前くらいに覚えれば
いいのではないでしょうか。
まずは8月23日に向けて、自分なりのスケジュールを組んでみてく
ださい。
嘉瀬陽介