ボクが社労士試験に合格したのは2002年。

もう20年以上も前のことです。

ボクが受験したときの、ボクの心の葛藤を思い出してみたいと思います。

 

まずは学習を始めたころ、意外とすらすら頭に入っていったように思います。

「なんだ意外と大したことないかも」

そんな風に思ったことを覚えています。

 

労働基準法、労働安全衛生法、労働者災害補償保険法、雇用保険法……、と学習していきました。

 

こうして順調にインプットしていったのですが、

最初の挫折は年金でした。

国民年金と厚生年金保険の仕組みが、さっぱり理解できなかったのです。

テキストを何度読んでも、頭の中に広がるのは「?」ばかり。

これはダメだなと思ったのですが、

ここでふと思いました。

 

「厚生年金保険は後回しにして、国民年金を完璧に覚えてしまおう。」

 

するとどうでしょう。結構すんなりと国民年金を頭に入れることができました。

続けて厚生年金保険の学習を始めたのですが、国民年金と被っている部分が想像以上に多いんですね。だからこっちもクリアしました。

 

そして、次の挫折は「頭の中がぐちゃぐちゃになる」というもの。

遺族補償年金の「遺族」の定義と、厚生年金保険の「遺族」の定義が絡まり合う、そんな感じのものです。噂では、ここで社労士試験に挫折する方が多いとか。

だけど、もったいない!

だって、これって、たくさんのことを覚えたから整理がつかなくなったんですよね。頭の中が空っぽだったら整理する必要すらない。

後になって思うと、この頭の中がぐちゃぐちゃ状態は、「合格の一歩手前」のように思います。

ちなみにボクは、頭の整理は問題集を解くことで行いました。

きっと皆さまにも、これから先、ボクと同じようなことが起こると思います。しかし、ここで挫折せず、最後までしっかりやりぬいてください。