人それぞれクセというものがあります。
私の受験経験では、社労士試験にも、このクセが出るようです。
特に問題の間違い方。
初めからできない問題やわからない問題は仕方がないのですが、
過去問を繰り返しやっているうちに、
何度も同じ問題に引っかかっている自分に気づきます。
その度に、
あれれ、どうして間違えているの?
そんなはずないのに……。
って、問題の解答を見ます。
すると、
あーっ! 前回も同じことで引っかかったんだっけ!
ってことで、
何度同じ過ちを繰り返せば気が済むんだろう。
って自己嫌悪に陥ります。
ボクの場合、ケアレスミス で多かったのが、
「誤っている選択肢を選びなさい」という問題にもかかわらず、
「正しい選択肢を選んでいた」というパターン。
(当時のボクは、これを『逆スイッチが入った』と呼んでいました)
もう一つは、カッコ書きを読み飛ばしてしまうというパターン。
本能的にカッコ書きの部分は、それほど重要じゃないと思い込んでしまうんです。
そして最後に、整理がついてなかったパターン。
例えば、遺族厚生年金の問題で転給について触れられているような問題です。
(おわかりのことと思いますが、「転給」は、労災保険の遺族補償年金の制度
であって、遺族厚生年金にはない制度ですよね)
この3つ結構引っかかりましたが、結局、同じ問題集を何度も何度も繰り返し
解き続けることですべて克服することができました。
テキストの内容をインプットしたら、更にそのインプットを定着させるために
アウトプットしていくことが重要だということです。
社労士試験が近づいてくると不安になって、色々な問題集を購入しがちですが、
自分の信じた1冊、2冊の問題集を何度も何度も解いていくことが合格への
近道だと、ボクは思います。
3月19日19時より、池袋のメダリストクラブで社労士のガイダンスを行います。
興味のある方はぜひいらっしゃってください。
嘉瀬陽介