2020年11月6日に第52回社会保険労務士試験の合格発表がありました。
詳細は以下の通りです。
1.受験申込者数:49,250人(前年49,750人)
2.受験者数:34,845人(前年38,428人)
3.受験率:70.8%(前年77.5%)
4.合格者数:2,237人(前年2,525人)
5.合格率:6.4%(前年6.6%)
こうやって並べると、ついつい合格率だけに目が行きがちですが、毎年ボクが一番気にしているのは「受験率」です。
受験率とは何か?
受験率とは、受験申し込みをして、実際に受験した人の割合です。
上の5つの数字を、簡単に説明すると、
5月31日の受験申し込みの時点で49,250人の方が社労士試験の受験を申し込みました。しかし、試験日である8月23日、実際は34,845人しか受験しませんでした。言い換えれば、14,405人の方が、受験の申し込みをしたにもかかわらず、受験を断念してしまいました。
受験率は、70.8%。裏を返せば、29.2%、たった3ケ月の間に、約3割の方が受験をあきらめました。
ということになります。
毎年、だいたい22.5%の方が受験を断念していましたが、今年の受験率が特に低いのは、コロナの影響が大きいと思います。
とはいえ、受験を志しても、3ケ月後に挫折してしまう方が非常に多いということがわかります。
言い換えれば、「試験までに合格水準に達するほどの学習ができなかった」という方が、実に多いということです。
まずは受験レベルにまでもっていくためにどのような学習をすればよいのか?
どのようなスケジュールで学習を進めればよいのかをじっくり考えてみてください。
社労士試験の受験料は安くはありません。
合格するかどうかを語る前に、受験できるレベルに達する学習を身につけましょう。