社労士の受験生にとって、一般常識の「労働法関連」と「社会保険法関連」の問題は、学習のしようがあるからいいのですが、白書等統計からの出題は、何をどうしたらいいのかわかりません。そう、何に手を付けていいのか、皆目見当がつきません。
それでも、「択一式」で出題される分には、一般常識の全10問中4問できれば問題ないので怖くないのですが、「選択式」で出題されると困ってしまいます。
昨年の試験を見ても、選択式の「労務管理その他の労働に関する一般常識」で白書等統計からの出題があり、結果、多くの受験生が煮え湯を飲まされることになったようです。
ちなみに、択一式は全10問中7問が「法律」からの出題だったので、こちらで悔しい思いをされた方は少ないと思います。
正直、ボクの場合、一般常識の学習については「法律系」をとことんやっておきました。
「法律系」を完璧にしておけば、択一式で5問はできるだろうと踏んだからです。
でも、いまは選択式が怖い……。
まあ、自分の常識との勝負といったところになるでしょうが。
ということで、「厚生労働白書」と「労働経済白書」以外の、出題されそうな統計について、下に記しておきます。
・平成28年就労条件総合調査の概況
・労働力調査(基本集計)平成28年度(2016年度)平均 結果の概要
・毎月勤労統計平成28年分結果速報
・平成28年賃金構造基本統計調査の概況
・平成28年賃金引上げ等の実態に関する調査
・平成28年労働組合基礎調査
・平成28年度能力開発基本調査
・平成27年度個別労働紛争解決制度の施行状況
・平成27年度都道府県労働局雇用均等室での法施行状況
・一般職業紹介状況平成28年度分
・平成28年「高齢者の雇用の状況」
・平成28年障害者雇用の状況
これら統計を多少でも見ておけば、少しくらい頭に残っているかもしれません。ただし、上記以外の統計から出題される可能性も「大」。
統計についてどれだけ学習するか、それはあなた次第です……って、なんだか都市伝説みたいな終わり方になってしまいました。