1月も半ばを過ぎました。社労士試験を受験する予定にみなさんにおかれましては、きっと8月の試験当日までの学習スケジュールのようなものをお立てになっていることと思います。スケジューリングすることなく、行き当たりばったりで学習しても、なかなか思うように進みません。○月○日~○月○日まで労働基準法のテキストを読んで、○月○日まで安全衛生法のテキストを読んで……、のように大まかなスケジュールを立てましょう。
ここで大事なのは、この時点ではテキストを「読んで」だということ。「覚えて」までやろうとすると、いつまでたっても次の科目に行けません。
テキストを何度も何度も繰り返し読んでいくうちに覚えていく。そして、問題集をやって記憶を定着させるという方法が無難だと思います。
かくいうボクも社労士関連の法律知識に関してはゼロからのスタートでした。だから、とにかく何度も読んだ、読んだ。20回、30回は読んだと思います。
そこで面白いのは、少しずつ読むペースが速くなっていくこと。初めのうちは、法律独特の言い回しになれず、
「はあ、こいつなに言ってんの?」
なんて、つっこみを入れながら読んでいたのですが、気がつけばすいすい流れるように読めるようになっていました。それこそ初めは1日がかりで読んでいた部分が、ほんの数時間で読めるようになります。そして、多分、それはボクだけではないはず……。
ある程度テキストの内容が頭に入ったと思ったら、問題集をやってみましょう。問題集をやることによって、「なるほど。こういうところが狙われるのか」とか、「この部分が大事なんだ」のように「論点」が見えてきます。と同時に、テキストで覚えた記憶を定着させることもできますし、実践的に使う能力を身に着けることもできます。
ある程度頭に入った後で、ボクが行ったやり方は、
「テキストの労働基準法の部分を読む」⇒「問題集の労働基準法の部分をやる」⇒「テキストの労働安全衛生法の部分を読む」⇒「問題集の労働安全衛生法の部分をやる」⇒……、これを全科目、何度も何度も繰り返しました。
ちなみに間違えた問題にはチェックを入れておくことをお勧めします。チェックを入れておくことによって、自分がどのような類の問題に弱いか、どのようなことに引っかかりやすいか等、色々なことが見えてきます。
さあ、みなさんも自分の学習スタイルを見つけて、今年の社労士試験合格に向けて頑張ってください。