社労士試験においては、国民年金と厚生年金保険の
2つの年金に関する整理が最大ともいうべき「壁」である
ということは前回お話しした通りです。
その上で、今回から数回に分けて、ボクがどのように
して年金をクリアしたのか、もう十年以上も前のこと
だし、また、老化現象もあって物忘れも激しくなって
はいるのすが 、必死に思い出してみたいと思います。
前に具体的に覚えると覚えやすい ってことを書きまし
たが、年金でも同じことがいえます。
例えば、国民年金の「任意加入被保険者」。
3つのパターンをすらすら言えますか?
任意加入被保険者には3つのパターンがあって~、
1つ目が国内に住んでいる20歳以上60歳未満の被用者
年金各法に基づく老齢給付等の受給権者。
2つ目が国内に住んでいる60歳以上65歳未満の人。
3つ目が国籍が日本の20歳以上65歳未満の人。
こう覚えるよりも、どのような人が任意加入被保険者
になるのかを具体化してしまったほうが覚えやすいし、
記憶も長く残ります。
例えば、こんな感じ。
1つ目は「日本に住んでいて被保険者期間等の要件は満
たしている。老齢給付を受けることができるため、原則
として被保険者にはなることはできないが、被保険者期
間が40年には満たないので、年金は満額支給されるわけ
ではない。支給される年金額をもう少し上げるために60歳
までは加入したい」っていう人。
2つ目は「60歳に達したが受給要件となる被保険者期間を
満たしていない。65歳まで保険料を納付すれば年金をも
らえるようになるので、保険料納付済期間を増やして年
金をもらいたい」っていう人。
3つ目は「国内に居住しておらず、かつ、第2号被保険者、
第3号被保険者でもない。原則として被保険者にはなれな
いが、日本国籍はあるので20歳~65歳までの間、今後の
ことを考えて加入したい」っていう人。
こうすれば、「なるほど、こういう人が国民年金に任意加入
するのか~」って思いませんか
さて、今週土曜日はメダリストクラブ社労士講座の第2弾。
社会保険各法についての講義です。ただいま、鋭意テキスト
を確認中! 一人でも多く合格 していただきたい
と思います
嘉瀬陽介