社労士をやっていると、結構いろいろな会社にうかがいます。

今年の3月くらいからほとんどの会社ではじまったのが、検温。

会社に行くと入口で止められて、

「体温を測ってください」

と声を掛けられます。

そして、37.5度以上の方は「入場お断り」というもの。

コロナが流行ってから、ボクは自主的に毎朝検温をしていましたので、「検温してください」と声を掛けられるたびに「36.1度です。今朝、検温してからうかがいました」のように答えていました。

「さすが社労士さんですね」って言われたりもしました。

だけど、これってよくよく考えると、当然ですよね。

 

むかしは「風邪気味で熱っぽいので会社を休みます」なんて電話をすると、「そんなことくらいでいちいち休むな! 這ってでも来い!」なんていうパワハラ上司がいたものです。

 

会社に命を懸けろ!

残業は当たり前!

血へどを吐くまで働け!

 

このような上司、いまは時代錯誤も甚だしいですね。こんな上司がいたら、すぐに左遷されます。というか、このような考えの方は出世も難しいでしょう。

 

こんな体調を崩している社員が無理に出勤してきて、みんなに病気を感染させでもしたら大変なことになってしまいます。その会社の経済的損失も計り知れません。

 

だから、思うのです。

コロナ禍が終息しても、毎朝検温して、自分の体調を確認する。その上で、お客さんのところに出向いていいのか、会社に出社していいのかを、じっくり考える。そんなことが必要になってくるのではないでしょうか。

 

もし「血圧が高い人は入場お断り」になったら、それはそれで困るのですが……。

 

ということで、受験生の皆さんも、健康には十分お気を付けください。