ボクが社労士受験のために受験勉強をしていた時の反省からひとつ。
特に初学者に多いと思うのですが、テキストを見ていると、何が書いてあるのか、いまひとつよくわかりません。だから、書いてあることのすべてが重要事項に思えてしまうんですね。
テキストに目を通しながら、「おっ、ここ重要、ここも重要」ってな具合に、次から次へと蛍光ペンを走らせます。
何せ初学ですから、テキストに書いてあることすべてが新鮮です。本当のところ、何を言っているのか、さっぱり意味が分かりません。
その結果、どうなるか……。
ある日、ボクと一緒に社労士受験のための学習をしていた友人が、ボクのテキストを見て大笑いをしました。
「嘉瀬君のテキストってピンクのマーカーだらけだね。引いた部分を目立たせるための蛍光ペンなのに、むしろ引いてないところのほうが目立っちゃってるよ」
ボクは
「……」。
絶句でした。
よくよく見ると、おっしゃる通り。テキストの4分の3くらいに蛍光ペンが引かれています。まあ、おっしゃる通り、テキストのページがピンク一色です。蛍光ペンを引いてないところのほうが目立っていました。
徐々に学習を進め、いろいろなことが頭に入れてくるうちに、
「うわーっ、オレ、どうしてこんなどうでもいいところに線を引いているんだろう」
そんなところばかりだということに気が付きました。
かといって、一度引いた蛍光ペン痕跡をなくすことはできません。このときの反省から皆様にひとこと。
何度か目を通し、大概を把握してから線を引き始めたほうがいいかもしれません……。
では、みなさん、社労士受験に向けて、猪突猛進。学習を進めてください。