もうすぐ7月。
社労士試験まであと2カ月となりました。
学習の進み具合はいかがですか?
予定通り進んでいますか?
それもといま一つ進んでいませんか?
予定通りの方はそのまま、いま一つの方はピッチを上げて学習に勤しんでください。
ところで、社労士試験の学習をしていた頃の自分を振り返ると、この時期に頭を悩ませていたことがあります。それは頭の中がぐしゃぐしゃになっていること。
テキストに書かれているほとんどすべてのことについて頭の中に入っていました。だけど、どれがどれだか結びつけがうまくできない。
例えば、「遺族」
「遺族」の定義は、法律によってまちまちです。遺族の定義を知っていても、法律とそれを結びつけなくてはなりません。それが弱かったんです。
たとえるなら、机の中にものは溢れかえっているのですが、何がどこにあるのかよくわかっていない状態です。
いま頭の中がぐちゃぐちゃになっているという方。完成までもうすぐです。
多分、多分なのですが、多くの受験生が「頭の中がぐちゃぐちゃ状態」を経験します。そして、ここを脱出できた受験生が合格を勝ち取るのだと思います。
いちばんもったいないのは、「頭の中がぐちゃぐちゃ」になったといってあきらめる人ではないでしょうか。
正直、「頭の中がぐちゃぐちゃ」状態は、マラソンでいうところの35キロ地点ぐらいのように思います。
あともう一息でゴールなのに……。
ということで、頭の中がぐちゃぐちゃになっている方に有効な学習が「横断」です。
例えば「遺族」の定義を、「労災法の遺族」「国民年金法の遺族」「厚生年金法の遺族」という形で、横並びで見る。
こうすることによって、頭の中が整理されていきます。
これから先、どこの学校も模擬試験や横断講座、法改正講座などが増えてくるのではないでしょうか。
受験生の皆様には、このような講座を積極的に有効に活用してほしいと思います。