そろそろ2017年度版のテキストが発売される時期ですね。この頃になると、よく訊かれます。
「どんなテキストがいいでしょう?」
はっきり言って、どのテキストも社運をかけて作成されています。受験生に、
「あのテキストは、全然使えない」
なんてレッテルを貼られてしまったら、今はSNSとかで一気に広まりますから、翌年はまったく売れなくなってしまいます。
だから、正直、どのテキストも内容はしっかりしていると思います。
ただし、ご自分で書店に行って、手に取って、開いてみてください。軽く数ページ読んでみてください。
「あ、これならスラスラ読める」
「これがわかりやすい」
良いと思うものは、人によってまちまちだと思います。
間違っても、
「このテキストは高いから安いのにしておこう」
なんて、セコい買いものは止めたほうがいいです。
むかしから『安物買いの銭失い』なんていいますよね。こればっかりは金額じゃない。中身で選んでください。
また、中身を見ることなく、「えいやー」って、掛け声を掛けながらテキストを買うのもやめたほうがいいですね。家で開いてみて、
「なんだ、このテキスト。使えないじゃん」
ってことになりかねません。
問題集も同じです。書店に行って、手に取って、何問か解いてみる。
「あ、この問題やりやすいな」
「あ、この解説わかりやすいな」
そんな問題集を買ってください。
あ、あと、書店によっては、まだ2016年度版が残っていたりするので、2017年版(平成29年度版)であることを確認してから買ってくださいね。もう終わってしまった今年のテキストを買ってしまおうものなら、初めから水を差された気分。やる気がなくなってしまいますよね。
ときどき何冊もテキストや問題集を買って、それだけで安心してしまう方がいますが、これこそ「もったいない」です。社労士試験の内容は盛りだくさんです。問題集はともかく、複数のテキストを使って学習することは不可能です。とにかく、テキストは丁寧に選んで、その一冊を信じて学習してください。