このブログでもお話ししたことがあると思いますが、社労士試験に合格するためには、「早い段階で学習しておかなければならない項目」と、「後回しにしてぎりぎりで頭に詰め込んだほうがいい項目」の2つがあります。

「保険給付の内容」などは前者、「罰則」や「給付制限」、「所定給付日数」や「特定受給資格者の要件」、「合算対象期間」なんかは後者ですね。前者は社労士試験の骨格ともいうべきものですからしっかり頭に叩き込まなければなりません。一方、後者については、ただの暗記なので、試験直前に覚えて、試験が終わったら忘れてしまえばいい。そういう項目です。

ところが、いくら試験直前に覚えればいいといっても準備は必要です。試験前、どのようなタイミングで、どのようにして一気に頭に叩き込むか。
「後回しにしていたのはいいけど、最後まで学習するのを忘れていた」では、笑うに笑えません。
ということで、いまから、一気に覚えるためのツールを用意しておきましょう。

ボクは自分が受験するとき、前もって百円ショップで単語帳を買ってきました。そして、直前に覚えるため、英単語を覚えるときの要領でカードを作っておきました。
試験前日と当日に、狂ったように一気に暗記作戦です。

ボクは直前対策のツールを自分で作成したのですが、ボクの生徒さんには横断テキストを渡して、「罰則なら罰則」「給付制限なら給付制限」という形で、法律を超えた資料を手渡しています。

予想通り。合格した方から、

「あの横断テキストを試験会場に持ち込んだ」
「あれは直前対策にすごく役立った」

そんな声を頂いています。
これってすごく講師冥利に尽きますよね。

自分が受験した時の経験をもとに、受験生たちの役に立ちたい。

自分で作成するにせよ、市販のものを購入するにせよ、とにかくそろそろ後回しにしていた項目の「準備」に取り掛かりましょう。