ボクが社労士受験のために学習をしていた時、頭の中は社労士の試験科目のことでいっぱいでした。労働基準法のこと、雇用保険法のこと、健康保険法のこと、年金のこと。四六時中、そんなことばかりが頭を巡っていました。
精神的に、これがいいのかどうかは別として、布団の中に入って、いざ寝ようとしたときに、ふと考えてしまうんです。
「国民年金法の、あの部分は、どうだったっけ?」
「あれって国民年金だっけ? 厚生年金だっけ?」
こんなときは、すぐにテキストを調べてすっきりしてください。
布団に入って寝ようとしているときに社労士科目のことが頭をよぎると、「明日調べればいいや」ってことになりがちです。だけど、その場、そのときに解決してしまったほうが絶対にいいです。
ボクの経験から行くと、翌朝になると、
「あれ、昨日寝る間際に、何か調べようって思ったんだけど、なんだったっけ?」
って、すっかり忘れてしまっています。
それどころか、疑問に思ったことすら覚えていない。
ですから、枕元にはテキストかメモ帳を置いておくことをお勧めいたします。
ボクは、社労士以外に小説を書くこともしているのですが、使えるアイデア(発想)って、「何かないか、何かないか」って、必死に絞りだそうとしているときにはなかなか出てきません。
一方、散歩をしていたり、風呂に入っていたり、布団に入っていたり、どちらかというと、リラックスしているときに、良いアイデアって浮かびがちです。そして、そのタイミングで記録しておかなければ、いつの間にか脳から消え去っています。
これと同じ理論です。
「あれ、なんだっけ?」と思ったときが、記憶のチャンスです。
いつでもテキストを見られる体制、いつでも疑問を記録できる体制を作っておくことが、今年の社労士試験の合格につながるのではないでしょうか。