ボクが社労士試験に合格したのが2002年。
開業したのが2003年の11月。振り返ってみると、すでに16年の月日が過ぎようとしています。
もちろん0からのスタートですから、初めの頃はお客様もいませんでした。
そして、この16年の間に、たくさんの方々と出会うことができました。
ボクが中学生のときだったでしょうか。
草刈正雄さんが主演している「華麗なる刑事」というドラマがあって、その中の挿入歌「センチメンタルシティー」は今でもそらで歌えます。
高速道路をゆーるーやかにー
ひとつ季節が過ぎて―ゆくー ♪
…………
いくつもの出会いと同じだけの別れ
繰り返しながら、ああ~ ♪
中学生の頃のボクは、この歌詞の中の、
「いくつもの出会いと同じだけの別れ」
この部分に感銘を受けました。
人生は長いです。たくさんの人に出会います。
たった1回だけ会ったことのある人。
毎日のように会っていたのに、ある日を境にピタッと会うことがなくなってしまった人。
定期的に会う人。
ボクも社労士になってからいろいろな方々に出会いました。
そして、会社を畳んだり、営業所の閉鎖だったり、景気の悪化だったりで、いろいろな方々との別れも経験してきました。
先日、むかしクライアントだった会社の女性担当者から「会社を退職することになった」というメールをいただきました。
その方は、ボクがその会社との契約が終わった後も「結婚しました」とか、「引っ越しました」とか、そんな連絡をくれていました。
人生にはいくつもの出会いがあります。そして、同じだけの別れが必ずあります。
だけど、いや、せめて、別れがくるまでのあいだは、その方のために一生懸命になってあげたい。一生懸命になっていれば、その気持ちは必ず伝わるはずです。
ボクは、社労士講座も、そんな気持ちで取り組んでいます。