社労士試験のための学習をしていて、まず最初に訪れる関門 、
いわゆる第一の試練 は、「年金」ではないでしょうか
「国民年金法」と「厚生年金保険法」
ボクも学習を始めて2~3カ月頃に、年金の壁にぶつかり、
このまま年金を一生理解できないのではないか と社労士試験
受験をあきらめようと思ったことがあります。
今回は、当時ボクがどういう学習をして年金の壁を乗り越え
たかをお話ししようと思います。
ボクが社労士試験の学習を始めたころ、
「国民年金法と厚生年金保険法は並行して学習したほうが覚えやすい」
と、ある人にアドバイス をされました。
これがいけなかった。
ボクにとっては「国民年金法」と「厚生年金保険法」は別個
に学習したほうがわかりやすかったんです。
まあ、人それぞれかもしれませんが、少なくとも「国民年金法」
は比較的単純で覚えるのが簡単です。
ややこしいのは、「合算対象期間」くらいではないでしょうか。
老齢基礎年金、障害基礎年金、遺族基礎年金、寡婦年金、付加
年金、死亡一時金……、どの給付をとってもたいして難しくあ
りません。
一方、「厚生年金保険法」は、60歳台前半の老齢厚生年金にはじ
まり、60歳台後半の老齢厚生年金、在職老齢年金……と、複雑で
覚えにくいことばかりです。
ということで、ボクはまず簡単な国民年金法を覚えてしまうこ
とから始めることにしました。
だって、算数ができないのに、数学の勉強をしてもわかるはず
がないですよね。英検1級を受験する前に、普通は英検2級を
クリアする努力をしますよね。
ということで、まずは「国民年金法」を完全にして、その後で
「厚生年金保険法」の学習を始めたわけです。
あとは頭の中の整理をつけて、年金について自信を持つことが
できました。
もちろん十人十色ですから、全員が全員、ボクと同じ方法で
学習をするのがいいというわけではないでしょう。
だけど、もし、いま年金で悩んでいる という方がいらっしゃるの
であれば、まずは国民年金法から完璧に覚えてしまってはいかが
でしょうか
嘉瀬陽介